
はじめまして、Pです。
もとフリーランスのゲームデザイナーで、サード加入後、再びゲームデザイナーをやっています。
しかし、僕がデザインするゲームは、TVゲームでもスマホゲームでもありません。
現在僕は、婚約者のいる「婚活ゲーム」をプレイしています。
僕が自分に仕掛けた「婚活ゲーム」。そのクリア条件は、僕の生活が強固に安定したら、婚約者から結婚へのGOサインが出て、籍を入れる、というシンプルなゲームシステムです。
そして、GOサインを出す権利は完全に婚約者にあり、それがいつなのか? は、僕には明確にわからない。
結婚せずに別れるかもしれないし、一生婚約関係で終る可能性もある。
デートの度に「今日は、GOサイン出るかな?」ってドキドキする。結構スリリングなこのゲームシステム、ご理解頂けますか?
もちろん僕が理解できたのは、「彼氏ったらいつプロポーズしてくれるのかしら?」って、デートの度にやきもきする「乙女的・アンバランス・マインド・ウェ~ブ」だったことは、言うまでもありません。

しかも、実は僕たちは、「彼氏・彼女」ではありません。
(誰かにこの話をした瞬間、必ず「???」ってなるのが、僕はすごく好き)
僕らは、付き合いはじめの5年間は、ごく一般的に「彼氏・彼女ゲーム」を一緒にプレイしていました。が、僕の体調が全然安定しなかったので、かなり彼女に心配をかけてしまい、その契約期間中に、かなり解約・再契約をくり返していたのです。
で、この「彼氏・彼女ゲーム」というゲームシステムが、そもそも僕らに合わないのでないか? と気付きます。結果、「好きだから会う・一緒にいる」だけでいいじゃん、ってなり、「彼氏・彼女ゲーム」をリセットし、現在に至ります。

では、何故いま、「婚活ゲーム」をクリアしようとしているのか?
長くスタンド・バイ・ミーし合っている僕らは、そもそも結婚するつもりなんて全然なかったのですが、入院の手続きなど、籍を入れなければGOサインが出せない「延命ルール」が、この国にはいくつかあるからです。そういった「延命システム」へのフリーパスとして、籍を入れることにしただけでした。
もちろん「結婚ゲーム」がスタートとなれば、「お互いの家族」や「同居生活」など、様々なオプションを身にまとうことになります。ですので、そのゲームシステムを考慮した時に、やはり「生活の安定」がデフォルトで備わっていたら、HP・MPの値が低迷する確率を、かなり下げることができる。
そんな訳で、上手く「結婚ゲーム」をつづけるために、まず「就活ゲーム」をクリアし、それを「就労ゲーム」に切り替え、生活の安定・その継続をデフォルトにしたく、現在、動いているのでした。
お互い恋愛関係においてはフリーランス契約状態にありますが、長い期間、ほぼ毎週末デートしてきましたし、他の異性にふれる・ふれられる事件も、特に起きずにここまで来ています。

そのからみもあり、日々、障害者雇用:オープン枠での「就活ゲーム」を日々行っています。
同時に、クローズにて、アルバイトとして「詩人」という立ち位置から「クリエイティブゲーム」も行っています。
そういったゲームを通して、東京を壊し創造する「パンクゲーム」も密かに展開。
ここまで来ると訳がわからないと思いますので、詳しい活動内容は以下のサイトにてチックして頂けたら幸いです!
就活・婚活ゲームサイト:『あの娘とベギラマ!』
https://p-poem.tumblr.com/
クリエイティブゲームサイト:『勇者ダイヤモンドと透明な血の海』
http://d.hatena.ne.jp/macromoai/
今後とも、よろしくお願いいたします。

僕が「サード・コミュニティー・プロジェクト・ゲーム」に参加しはじめたのは、昨年10月のヨル会でした。
で、その夜、メンバーの中のお二人が、実は付き合っていたことをカミングアウト! 実はご結婚もなさるということで、何だか、嬉しい秘密解禁日に立ち会えたのでした。
その頃丁度、「婚活・就活ゲーム」がようやくコントロールできる感じになってきた僕にとって、このできごとは、僕のレベルアップを告げるかのような、シンボリックな出来事だったのでした。
その後、この秋までにメンバーさん二組に結婚カップル誕生!
そして先日の日曜日、昨年ヨル会にて秘密を解禁したお二人が、めでたく挙式と披露宴を行いました。

お二人が来場者として僕を招いてくださった「結婚式&披露宴ゲーム」は、西洋式の結婚式&披露宴といった基本システムは継承させていますが、中身は完全に、お二人のオリジナル素材を盛り込まれたものでした。
「ご来場頂けるみなさんにリラックスして頂ける空間をつくりたい」
というコンセプトも強く柱にあり、ご来場者のみなさんへのお持て成しとて、従来の「結婚式&披露宴ゲーム」のフォーマットやお祝いごとなれではのデフォルトルールを、みなさんに失礼のないようにと明確に意識し、継承つつ、でも、その中にオリジナル要素を盛り込んでいく。
好きなことだけやるのは「趣味」。何故なら趣味において優先されるのは「自分の気持ち良さ」だから。つまり、相手の喜ぶことをやってはじめて「仕事」が成り立つ。その条件の中で、お二人がお二人の関係性・自分たち自身を表現し、その表現が結果、みなさんの喜びに変わるエンターテイメントとして機能している。
そのバランス感覚が絶妙過ぎて、
「あ!『結婚式&披露宴ゲーム』って、ストレートに愛を表現するライブなんだ!」
って、気付かされてしまったのでした。
こんな「ライブゲーム」ならやってみてもいいかも……と、はじめて「結婚式&披露宴ゲーム」に憧れを抱くことができ、乙女型ウィルスを新規インストールされてしまった、中年男子・Pでした。
「婚活ゲーム」クリア、なるか!?
P
